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March 04, 2009

「場所の力」

どうも、毎度のことでごぶさたでございます。

週末は大阪でシンポジウムに参加します。
昨年はらたけ君に誘われて参加した文庫本、『こころのたねとして』企画の一応のまとめみたいなもののようです。

エンテツ師匠と「都市の隙間」「貧乏くささの居場所」をめぐって対談するのですが、銭に縁がないズラなふたりが再開発(ジェントリフィケーション)に反対してくだを巻いて終わり、というものにだけはしないつもりです。
このシンポジウムの打ち合わせのメモも含めて、すでにエンテツさんは、何度もブログネタにしてくれてるんだけど、 こんな話がたくさん出てくると思います。

これに呼応するファクトとして、意外とこの一年柏のイベントで行ってきた量的調査の結果がバシッとはまりそうな感もあり。

とにかく、ここ数週間、入試だ何だと目先のタスクをこなす毎日だったので、大阪で2日間リフレッシュしてくるのはとっても楽しみ。
ああ、そうそう、ラッパーのSHINGO☆西成さんもいらっしゃるので、彼目当てで来てくださるのもよいかも、です。

関西にいらっしゃる方がいたら、ぜひ遊びに来てくださいね。
以下、シンポジウム内容の転載です。


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Oosaka_basyosinpo


シンポジウム「場所の力——歩きながら考える」


2007年7月、他者の記憶を聴き取り、朗読する舞台「こころのたねとして」が、フェスティバルゲートにおいて開催された。
この試みは、2008年4月に文庫本『こころのたねとして——記憶と社会をつなぐアートプロジェクト』として書籍化され、いまもなお継続されている。これらの取り組みのなかで、次第に明らかになったことがある。他者のこころのなかにある記憶を引き出し表現するという営みは、「場所の力」を呼び覚ます試みにほかならない。そして、呼び覚まされた「場所の力」は、他者と共に生きるための手がかりとなることを、わたしたちは確信している。とはいえ、「場所の力」とは一体なにか、と問われたとき、そこに単一の答えがあるわけではない。その言葉の意味は、さまざまな定義に開かれた状況にあってこそ、多様な実践のなかで豊潤なものになっていくだろう。文庫本『こころのたねとして』においては、「場所の力」と題する章を設け、都市研究やプランニング、メディア研究といった、分野の異なる研究者と協働をおこない「場所」をめぐる考察を展開した。本シンポジウムは、さらに多様な立場の研究者/実践者との対話のなかで、場所の力をめぐる議論を社会化する試みである。

でもね。思考や実践というものは、目的地のない歩行のように、あちらこちら紆余曲折するものなのですよ。このシンポジウムもまた、そうでありたいと思います。いっしょに散歩に出かけましょう。

◇3月7日(土) 13:00〜18:00  入場無料
会場:大阪市立大学都市研究プラザ高原記念館
大阪市住吉区杉本3-3-13大阪市住吉区杉本3-3-138
tel.06-6605-2071
アクセス:JR阪和線杉本町駅から徒歩5分
地下鉄御堂筋 線我孫子駅から徒歩20分

◇構成
1部  ドラマリーディングライブ「こころのたねとして」(13:00〜14:00)
出演者
・SHINGO☆西成・岩橋由梨・上田假奈代

2部  シンポジウム「場所の力をめぐって」(14:30〜18:00)
総合司会:原口剛
「対話が生み出す場所の力」パネラー:永橋為介×上田假奈代
「場所をつくる/メディアをつくる」パネラー:櫻田和也×成田圭祐
「都市の隙間——<貧乏くささ>の居場所をめぐって」パネラー:五十嵐泰正×遠藤哲夫

展示 「あしたの地図よ」 
釜ヶ崎「こどもの里」ワークショップにおけるこどもたちの作品展示

司会者・パネラーのプロフィール

五十嵐泰正(筑波大学専任講師/都市社会学)
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。東京・上野の商店街で社会学的な調査に取り組むかたわら、34年間暮らしてきた千葉県・柏でまちづくり団体にも関わる。主な仕事に、「都市における多様性をめぐるいくつかの断章」『年報社会学論集』第18号、「異郷に生きる アウェイの戦い」『現代思想』Vol.35-7(アンジェロ・イシ、洪貴義との鼎談)など。

岩橋由梨 (ドラマスペシャリスト・表現教育家)
演劇的手法を用いてコミュニケーションを体験していく「ドラマ」をベースに「コミュニケーション・アート」としてプログラムを独自に開発する。劇団ひまわりや玉川大学など様々な機関での講師を経て現在は日本各地で、身体、声などを用いユニークで楽しい五感を使うワークショップを展開する。

上田假奈代(NPO法人ココルーム代表、詩人, 大阪市立大学都市研究プラザ)
1969年生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。1992年から全国でさまざまな人を対象に詩のワークショップや朗読活動を展開する。2003年新世界フェスティバルゲートでココルームをたちあげ「表現、自立、仕事、社会」をテーマに、分野を横断し社会的な問題にも取り組む。2008年1月から西成区山王でインフォッショップ・カフェ ココルームを運営。http://booksarch.exblog.jp/

遠藤哲夫(フリーライター、大衆食堂の詩人)
おれ、通称「エンテツ」。「大衆食堂の詩人」といわれる。1943年新潟県六日町(南魚沼市)生まれの田舎者。美食も粗食も贅沢も清貧もふみこえて、庶民の快食を追求。趣味、(元)登山、(現)貧乏生活。好物は味噌汁ぶっかけめし。世間では「フリーライター」といわれる不安定自由文筆労働者。埼玉県さいたま市見沼区在住。著書に『大衆食堂の研究』『汁かけめし快食學』など。http://homepage2.nifty.com/entetsu/

櫻田和也(大阪市立大学創造都市研究科博士課程、失業と芸術の社会学的研究)
NPO法人[remo]技術係。主な論文に「プレカリアート共謀ノート」『インパクション』151(インパクト出版会2006)、「プレカリアート:現代のプロレタリア階級」『共生社会研究』3(大阪市立大学共生社会研究会 2008)など。

SHINGO☆西成(Libra record / Libra West)
昭和の香りが色濃く残る大阪の労働者の街「西成」育ち。1996年活動開始。生まれ育った「西成」の現実を冷静な視点と自らの体験を通して表現する独自の世界観は聴く者の耳を確実に捉える。2007年、自身初となる待望のファーストアルバム「Sprout」リリース。本作は日本唯一のHIPHOP専門誌[THE SOURCE MAGAZINE JAPAN]では2007年のベストアーティスト部門一位に選出された。2008年4月にMSCのPRIMALと"鉄板BOYZ"なるユニットを結成し、混迷する飲食業界に熱々のコテを入れるべくSINGLE CD『鉄板BOYZ』をリリース。現在はセカンドアルバム製作中。http://nishinari.exblog.jp/

永橋為介(立命館大学産業社会学部准教授、コミュニティ・デザイン論)
1969年生まれ。1998年、京都大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、NPO法人コミュニティ・デザイン・センター副代表を経て2008年から現職。

成田圭祐(IRA)
1976年生まれ。国内外のカウンターカルチャー・社会運動から発信される情報、物、そして人が集まるインフォショップ「イレギュラー・リズム・アサイラム」を運営。ジン「EXPANSION OF LIFE」主宰。「アナキズム文献センター」運営委員。チラシ、ポスター、CDジャケットなどのデザインもよくするし、雑誌などに寄稿したりもときどきする。http://a.sanpal.co.jp/irregular/

原口剛(大阪市立大学都市研究プラザ/地理学、日本学術振興会特別研究員・神戸大学)
1976年千葉県生まれ、鹿児島育ち。2000年に大阪に移住して以降、釜ヶ崎の戦後史や野宿者の現状、都市論や社会・空間的排除論などについて研究をしている。2007年、大阪市立大学文学研究科博士課程修了、博士(文学)。論文に「「寄せ場」の生産過程における場所の構築と制度的実践」人文地理55(2),pp.121-143, 2003など。


主催
大阪市立大学都市研究プラザ/NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)


お問い合せ
NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)
cocoroom@kanayo-net.com
tel.&fax.06-6636-1612

当日お問い合わせ
大阪市立大学都市研究プラザ tel.06-6605-2071

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