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January 28, 2006

今更ながらNANAの謎。

明日の発表を前にした現実逃避で、唐突にブログ書き込み。

ここ数ヶ月、結構地味に色んなことして、人に会って、勉強して、考えてきましたよ。
で、なんか、社会の潮目が変わってるのを感じてきました。

株価が上昇する中、この社会がいろんな側面で、急速に秩序の再形成に向かっているということを。歴史上たびたび登場する、変動期という青臭い時代の緩やかな終焉を。
もしかしたら、昭和26年前後の空気に、いま近いものがあるのかもしれない、なんてね。

ライブドアの一件に垣間見る「国家の意思」というのも、その感覚を裏書するもので。

戦後に築かれたいろんなシステムの膿が、緩やかな痛みを伴って緩やかに治療され、今また、封印されつつあるような感じだ。
もちろん、昭和26年に近いとはいっても、解体の暴風域も、再形成の過程も、比較にならないほど、狭く、ぬるく、緩いのだけど。

でも、「嘘や欺瞞を許さず、絶えざる成長を目指す必然的な結果として、残酷な優勝劣敗を生み出すシステム」と、「だましだましシステムをつぎはぎしながら、緩やかに老いていくシステム」と、どちらが僕の好みかは、今までのエントリを読んでいただいた方には、おわかりでしょう。


まあ、そんな難しいことはいいや。
いまは現実逃避だっけ。

表題の件、3ヶ月ぐらいずっと悩んできたことだけど、なんで宮台さんがあからさまにメンヘラーのナナのほうを持ち上げて、ハチを執拗に詰ってたのかわからない、とかそんな論壇マニアックな話ではありません。

ブラスト、トラネスの出身地はどこだろう、というお話。そしてついでに、ハチや章司たちの故郷も。
もしかしたら、既にファンサイトとかではさんざん語りつくされたことかもしれないけど。

これが、考えると結構謎なんです。

いくつかの、結構厄介な条件があります。

1 雪深い土地。一年の半分は雪に埋もれる、との台詞あり。

2 海の近く。そこに、レンガ造りの倉庫街がある。若者向けのお店なんかも入ってるエリアらしい。

3 観光地。海岸沿いにノブの実家の、それなりに流行ってそうな旅館がある。

4 ナナは新幹線で上京。その途上、雪で止まっているときに、ハチが乗り込んでくる。

5 ハチの出身地は、「山に囲まれた大きくも小さくもない町。ど田舎でもないけど都会でもない、観光に来られても売りがない」。つまり、どっかの「盆地」っぽいとこにある地方都市だろう。

6 ハチや淳子、章司は、地元の美術学校に進学した。

7 ハチは地元の美術学校時代、クラブ通い。(で、「DJの松下さん」がちょっと気になる。)

8 ヤスは、地元の国立大学に通いながら、4年の時に司法試験にパスした。

9 ブラスト、トラネスの出身地は、少なくともライブハウスぐらいはあるような都市である。

10 ナナとレンは、その市街地のライブハウスから、海辺の倉庫外のアパートへ、電車で帰る。不鮮明ながら、1巻に「○○北港駅」という看板あり。

11 トラネスのメンバーが里帰りするときは、東京都の間を飛行機で移動する。

12 でも、14巻で、レイラとレンはノリで車を走らせ、故郷に着いた。(帰りは飛行機)

このすべての条件を満たす都市って、結構難物なんですよ、これが。

映画では、小樽がロケ地に選ばれたので、なんとなく小樽で話は決まり!と思われがちだが、これがそう一筋縄ではいかない。
確かに、絵的に言えば、海辺の倉庫街を抱える小樽はベストだろう。海沿いに向かう電車もあり、「小樽築港」駅まである。ヤスが小樽から北海道大に通うのも、まあそれほどは無理がない。
でも、小樽から新幹線で上京する物好きが、どこの世界にいるだろうか。普通は飛行機だし、無名時代のナナが貧乏だったというのなら、青春18切符になるわけだが、もちろんそれでは新幹線に乗れない。本当にケチりたいなら、苫小牧から八戸までフェリーで出て夜行バスという手もあるらしいが、いずれにせよ新幹線には縁がない。
そもそも、芸能記者に尾行されながら、延々と東北自動車道を突っ走り、その場のノリで青函フェリーにまで乗るギタリストがいたら、お目にかかりたい。

というわけで、北海道は却下。

とすると、次なる「海沿いの東北の観光地」の筆頭は、仙台。ノブの旅館は松島ということで辻褄あうし、東北大学もある。ハチの実家は、郡山か福島あたりで問題なし。
しかし、今度は飛行機移動に無理がある。一応仙台―成田便というのはあるらしいが、どう考えても普通に新幹線を使ったほうが早く都心に帰れるだろう。
それ以上に問題なのは、仙台にはあまり雪が降らないこと。あ、こりゃ絵になりませんな。

やっぱ雪を考えると日本海側か・・・
まず思いつくのは新潟。この場合、上越新幹線移動だから、ハチの出身地は、高崎か前橋あたりだろう。お、ググルと「高崎美術学院」なんて専門学校もあるぞ。完全な盆地ではないが、まあいいや。クラブぐらいあるだろうし。
でも、新潟に港はあるけど、観光地とは言いがたい。それに、極めつけ。新潟―羽田の便は存在しない。

新潟以外の日本海側の候補地はと言えば・・・
まず筆頭は、金沢。いわずと知れた観光地だし、北大・東北大よりはちょっと落ちるが、金沢大学から司法試験も無理と言うわけではない。普通に上京するには、越後湯沢乗り継ぎだろうが、急ぐには小松空港から飛行機に乗れるし、車で金沢に行けなくもない。
しかし、金沢港ってあんまよく知らんけど、倉庫街みたいなイメージはないですよね・・・ もちろん、電車はなさそうだし。

じゃ、お隣の富山。ここも、新幹線、車、飛行機はクリア。
で、港はとググルと、おお、富山港線、万葉線新湊港線と二本の電車があるぞ。ご丁寧に新湊港線には、「中新湊」「東新湊」なんて駅まであるぞ。まあ湊の字は違うが、気にしない。
しかし・・・富山にライブハウスってあるの?(すごい偏見)
ましてや、新湊港線の起点は、富山でなく高岡。あー高岡ってところですかー(棒読み)
それに、いくら天才ヤスをもってしても、全然実績のない富山大から司法試験はちと無理筋では?

東北路線に目を転じても、それほど大きいとは言えない地方都市になっちゃうんだよね。
秋田、青森、八戸。どれも交通アクセス面は文句ないけど、イマイチ海や港が観光地というにはなぁ。ライブハウスがそんなに盛り上がるとも思えんし。それに、またまたヤスには相当頑張ってもらわなきゃいけないし。

ただ、倉庫街や港の観光を中心に考えると、ひとつ有力候補はある。
酒田。北前船で殷賑を極めた北国随一の商業都市。確かにここのレトロな町並みはいいものでしたよ。
しかしねぇ。酒田近辺の有名人って、おしんと加藤紘一だけじゃん(>_<)
中国人留学生が大量に問題起こした「酒田短大」に行ってちゃ、さすがのヤスも司法試験は無理でしょ(爆)


・・・というわけで、どこにしても帯に短し、たすきに長し。

総合的に考えれば、一応「金沢(ブラスト&トラネス)-前橋or高崎(ハチ)」がもっとも決定的に無理筋なポイントが少ないが、それでもピンと来ると言うほどではない。

うーん。うーん。うーん。

ていうか、セミナーの報告を翌日に控えた夜の過ごし方としては、実がなさ過ぎるな。
どう考えても、どうでもよすぎ。

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