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October 27, 2004

マイヤヒー

こんなのをここに来てmasa-nさんに教えてもらうなんて、ヨーロッパもダンスフロアもはるか遠くになりにけり、と。

このモルドバ発の曲に関する、ヨーロッパ大陸を股にかけた悲喜こもごもは結構おもろくて、ぜひぜひここを参照してください。

個人的には超懐かしい音。
2000年のダルマチアの悪ガキ(もちろん全員失業中)たちは、ビール飲みながらこんなのを延々と聴いてた。
(そういや、本家サイトのクロアチア旅行記、全然更新してないことも思い出させられた。自分としては珍しく、この旅行は詳細な日記をつけているからいつでも書けるのだけど、いざ一番面白いとこにさしかかると、「うーん、これは書けねぇべ」な感じで、興が削がれるんだよね)

こういう音、確かにイタリア人は大好きなんだよねぇ。
まあ、往年のイタロハウスのお膝元だし、それにテラロッサや黒土の香りをたっぷり振りかけたこんな音は、彼らのノスタルジアを伴った馬鹿騒ぎにはピッタリなんでしょう。クストリッツァ監督の『黒猫・白猫』にも、こんなテイストのセルボ・ハウスが結構出てきたような。

でもこういう音は、数年前までのいい加減な感覚からすると、大体イタリア、フランス、スペインやギリシャでは流行るけど、よほどのビッグヒットにならないと、ドイツやイングランドまでは上陸しないんですよね。イギリス留学時代にも、このテのダンス・ミュージックの好みをみると、やっぱラテン圏ってあるなぁ、ってよく思ってたような覚えがある。
同じ東欧でも、チェコあたりは、もっとフランクフルト風やらロッテルダム風のハードハウスっぽいイメージがあるしな。
で、その両者の最大公約数がイビサのバレアリック・ビート、みたいな。

ヨーロッパのダンスフロアって、大づかみはそんな感じでよかったっけ?
って誰に聞くわけでもないですが、教えてエライ人。

しかしそんな御託はともかく、このオリジナルのPV見ると、やっぱ個人的に好きだな、このテイスト。
何だか理由はよくわからないんだけど、ラテンとスラブが掛け合わされたあたりの地域のユースカルチャーのセンスって、何だかちょうど痒いツボにはまって、理屈ぬきでビンと来ることが結構あるんだよね。

上のリンク記事には、彼らはひょんな偶然がなかったら、英語曲でのイングランド進出を考えてたそうだけど、しなくて(できなくて)大正解だっただろうね。
この曲の泥臭さ、つまりは「中心との(空間的/時間的)距離感」さえも、いやそれこそが、商売のタネになる時代だからね。一発屋=色物としてなら、ということにはなるだろうけど。

ただその果てには、僕らみたいな極東のネット厨にまであんな形で超短期間に消費されることになってるわけで、そんな瞬間的なハイプ→一気に潮が引く人生と、なけなしの英語曲でロンドン上陸→鳴かず飛ばずですごすごとモルドバのアイドルに出戻り人生と、本人たちにとっちゃどっちが詰まるところ幸せか、って言われればよくわかんないところもあるけどね。
もうこうなっちゃったら、退屈極まりないキシニョフに引っ込んで真っ当な人生は送れないだろうからなぁ。

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