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September 12, 2004

那須に行ってきました

先週末は、珍しくも家族旅行などというもので、那須へ。
今週末は、昨日まで京都、今日から甲府。

なんか八月後半から無気力症にかかっているけど、何やかやと出かける用事があるので、辛うじて
社会生活しているという感じ。
ロシアでもインドネシアでもスタジアムでも密室でも、これだけ嫌なことばかり続くと、なんかものを
考えるのが徹底的に嫌になります。締め切りの過ぎつつある原稿もどうしても、決まらない。
スランプなんて格好いいものではなくて、ただの逃避だけど、いまは積極的に何も考えたくは
ないというような。

ま、それはともかく、那須は結構楽しかったですね。

家族旅行なのに家族をほっぽって、名高い那須フィッシュランドでイワナを6匹ほど釣り(ミャク釣りというものが少しずつわかってきた)、妊婦と2歳児にはつかれるはずもないことを分かっていながら、元湯・鹿の湯につかり。

僕がしたかったのはこれだけで、あとの時間帯は家族サービスだったんだけど、すごいですね、ここ。
前に沖縄では、「テーマパーク化/ミュージアム化する都市空間と生活」というセッションを企画したけど、
都市どころじゃないっすよ、「高原」は。
このページで拾っただけでも、
これだけありますよ。

●牧 場
南ケ丘牧場 

●遊 園 地
那須ハイランドパーク 
りんどう湖ファミリー牧場 

●動  物
那須どうぶつ王国 
サファリパーク 
那須ワールドモンキーパーク 

●ガーデン
n-park那須ハーブ・ハニーガーデン店 
 200種類のハーブ園でハーブティー・石鹸の販売や、石鹸作成教室がある。
ミセス・ポージー 
 りんどう湖ゲート正面にあるハーブガーデン。

●工芸づくり
那須友愛の森 

●美術館・博物館
ニキ美術館 
オルゴール美術館 
私の美術館 
クラシックカー博物館 
3Dメルヘン水族館 
3Dホラー館・那須駅 
みちのく郷土民芸館 
3D宇宙・恐竜館 
トリックアートの館 
天使の花冠美術館 
ジュラシックメイズ・スタジオ館 
アンティーク・トイ おもちゃ館 
那須テディベア・ミュージアム 
那須ステンドグラス美術館 
スーパースター博物館 
ヨーロピアンアンティーク館 
ダイアナガーデン エンジェル・キューピッド美術館 
アンティークジュウリー美術館 
タマゴ博物館
木の美術館 
戦争博物館 
バリ島市場 ウブド那須 

「那須」という土地とは何の関係もない、ヨーロッパ・アメリカ・アジア、工芸・園芸、野生にテクノロジー、何でもござれ、ここまで来ると天晴れである。
他にも、こんなページには載せられない大麻博物館(妻子連れでここに行くことができるほど、僕は自由人ではない)なんていう看板もあったんだけど、ここだけが唯一、現在の大麻生産量全国一位=栃木県という正しい地域性にのっとっているところが、皮肉なところ。

上記の中で行ったのが、バリ島市場とサファリパークで、入り口で帰ってきたのが戦争博物館。

戦争博物館は、、、ファミリー向けではないけど、入りたかったなぁ。「入場料1000円の価値はあります、ここで引き返してはいけません」と日章旗の下に大書してある入り口から、どんなものか類推できようというものだけど、ちょっとあの衝撃は言葉では通じにくいから、リンク先の写真でも見てみてね。

全体的に寂れ感のある那須の中で、バリ島市場だけは、かなりごった返してました。
バリ小物と家具のショップに、インドネシア料理店が併設されたバリ島市場はこの夏から、「ネパール市場ポカラ」と「ベトナム市場メコン」を併設し、プチオリエンタルランドという装いです。

ここのオーナーは何者なのかちょっと気になったので、カフェの女の子に聞いてみて分かったんだけど、もともとはなんと地元・黒磯のブライダルショップなんだって。あまりに予想外で、「貸衣装」というクリアな日本語が聞き取れなかったんだけど、どうやら、貸衣装→栃木県北の結婚産業全般→バリ島でのリゾートウェディング・プロデュース→家具の買い付け→バリ島市場、とここまでたどり着いて一発あてたらしい。えらいこっちゃ。

確かに、ネオヒッピー風と、アジアン・コロニアル・リゾートを足して二で割ったここのコンセプトは、いまの時代に乗っている感じ。
それに対して、80年代にできたと思しきエセアルペン風なミュージアム群は、軒並みヤバめで実際に人も入っていない。不良債権化しているんでしょうね、確実に。
バリ市場だって、あと20年もすれば、痛々しさしか残らないものになってるんでしょうね。

こういう地方都市や観光地で、テーマパークの廃墟の上に、さらに新たなテーマパークを上塗りしてくっていう路線がヤバイのは言うまでもないんだけど、那須はもう、地域としてそういうビジネスモデルの線路に乗ってしまったんでしょうね。どこに至るまで止まれないんだろう。
ま、那須の場合、もともとが、明治時代以前には無人の荒野だった那須野が原だったってところが、地方都市でやるよりはまだマシだけど。

鹿の湯と管理釣り場だけあればそれで十分と僕なんかは思うんだけどさ、結局それじゃあ、うちの家族でも、自分しか楽しめてないんだから、テーマパーク化も仕方ないんだろうさ。
という以上は、面倒なので考えないふりをしておく。

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September 01, 2004

常磐線ユーザーにはお馴染みかな?

クロほぼ確定ということで、前のエントリはまたまた評判悪くなってしまいそうですね(泣)
ま、しかしJOCのあの下手くそなやり方は、いまだに気分が悪いということで。

それにしても、「直腸に仕込んだ尿のパックから管を通して、性器から尿が出ているように見せかけた」もしくは「空にした尿道に注射器で他人の尿を仕込んだ」ってあんた、簡単に言うけど、そんな痛そうな仕込みをした直後に83メートルハンマー投げるって、あんたやっぱすごいよ、アヌシュさん。


さて、荒川区三河島近辺が、主に済州島出身者を中心とした、関東でも有数の在日コリアン集住地帯だということを知っている人も多いはず。
三河島っていう駅は、ホームの端っこに階段があるので、ここで降りたい人は、下り電車なら必ず一両目に乗るのね。それで僕は、夜上野駅で次の始発待ちをせずに立って帰るときは、絶対に一番前の車両に乗って、三河島で降りそうなオモニを徹底マークすることにしている(笑)
修行の結果、驚くべきことに、6~7割ぐらいの確率で三河島で座れるようになったぞ。(男性より女性、しかも中高年がわかりやすい。ポイントは微妙な化粧の違いかな?)

ま、それはともかく。
この駅は高架の上にあるんだけど、そこから、お爺ちゃんがゲートボールに興じる砂利敷きの公園を隔てて、3階建て(4階建てだったかな?)の「在日本大韓民国民団」いわゆる民団の荒川支部の建物が見えます。
で、そこにいまだに懸かってるんですよ、「祝 北島康介選手 二冠達成」の垂れ幕が。

いや、母国のテコンドーやアーチェリーの金メダリスト(女子アーチェリーって韓国の独壇場なの知ってました?)を差し置いてこれっていうのは、すごいことですよ、実際。
あの垂れ幕をかけるまでに、民団の支部内部で何がしかの議論はあったのかもしれないけど、東京湾景が月9になるいま、民団は、このレベルまでシグナルを送ってるんですね。

何はともあれ、荒川区の生んだ空前絶後のスターを素直に称える垂れ幕に、言葉の真の意味での健全な「郷土愛」の萌芽を感じちゃうのは、楽観的に過ぎますか?

都市は、ネイションを越える。
ならば、その都市の一角を郷土とする人々から、郷土をネイションの桎梏から解き放つ動きが生まれる可能性を見つめたい。(と、書きながら、カナ~リ恥ずかしいセリフだが)

でも、そのシグナルに応えなきゃならない側の日本人はというと・・・
相変わらずレベルの低い「認定」におだを挙げる人々が群れてて、泣けてくる。
事実かどうかはまったく知らないが(そしてそんなことは本当にどうでもいいが)、これがかなりの信憑性を帯びながら白熱していくのも、「荒川区」がさんざんメディアで喧伝されたがゆえだろう。さすがに、あの垂れ幕を見て始まった議論ではないみたいだけどね。

ところで、もし彼らの言うように北島康介が朝鮮半島のバックグラウンドを持っている日本国籍者だとして、だとするならば尚更、民団の垂れ幕は「快挙」だってこと、この連中にはわからないだろうな。

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