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May 31, 2004

やりすぎ御免

昨晩ボーっとTVをつけて、「世界ウルルン」なんかを見ていたら、
ああ、スイカップさんの回って今日だったのね。

ポルトガルの田舎滞在で、結構面白い。まあ、無論観光化は進んでるっぽいけれど、適度に乾いた背景に素朴でダラっとした生活風景みたいのって個人的に好き。(ポルトガルはポルトガルで印象的だったこともあるだろうけど、クロアチアの思い出もくすぐられるのかな?)

「やっぱ、いまの世界の片隅で「アンチ・グローバル」なんてやるには、このぐらいショボくて刺激のない生活をナチュラルに楽しめなきゃいけないんだろーなー、そう考えっと退屈極まりないお祭りでダラダラと盛り上がれる気質を持っている南欧系の人たちに、反グローバル運動だとか地域通貨だとかが相当浸透してるのって、ナチュラルな結果だよなー」なんちて突っ込みいれながら夫婦で楽しく見ていたんだけど、いくらなんでもあれは無理筋でしょ、TBSさん。

村唯一のうら若き女性に、古瀬絵理の「胸を触ってみたい」「muito bem!」だのと言わせ、挙句「日本では胸の大きいことなんて言うの?」ときたもんだ。
それに古瀬はお約束で、「スイカ」ですと。言わねーっつうの、あんたを形容するときしか。

このあざとい「瞬間視聴率狙い」のために、カミサンに一からスイカップの経緯説明する羽目になったよ(>_<)

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May 21, 2004

アルカイダ潜伏? のとばっちりは・・・

@nifty:NEWS@nifty:1台5000円で車運搬も=新潟潜伏のアルカイダ幹部-日本語話さず「仏に妻」(時事通信)

ちょっと前に少し話題になった事件ですね。
そうか、新潟はその狙いだったのか、と。中古車や自動車部品の輸出入のネットワークって、なぜだか知らないけど世界的に(ヨーロッパでも中東でも北米でも)パキスタン人の十八番で、日本でも、ロシア人相手の商売が成り立つ新潟や富山に、パキスタン人がたくさん中古車ディーラーを起業しているのですね。そんで、その中で暮らせばまあ、アルジェリア系のフランス人というのは、木は森に隠せ、みたいなことになりますからね。

しかし、これは南西アジア・ムスリム系の「不法外国人」(正確に言えば超過滞在者--ビザが切れた後も日本にいて、働いたり失業したりしてる人たち)に対するますますの取り締まり強化の口実になるんでしょうなぁ。もはや、イラン人やパキスタン人のコミュニティも、バブル期の往時と比べれば虫の息ですが、止めを刺されることになるかもしれません。

ただ、このデュモン容疑者からしてそうなわけだけど、モノホンのテロリストとか、あるいはテロリストじゃなくても強盗などの重犯罪目的の入国者とかは、逆に「正式なビザを持っている」。だって連中金があるわけだから、それらしいビザを押してもらった精度の高い偽造パスポートを用意することなんか、わけないのさ。
でもまあ、その辺の認識がない「善良な一般市民」の後押しを受けて、こういう事件のとばっちりを食らうのが、バブルの頃--当時はイランもパキスタンもビザ相互免除協定が生きてたし、労働力不足を補うために入管当局も超過滞在者を必要悪と黙認する雰囲気だった--から10数年間、細々と建設現場や零細工場で働いてきた「不法外国人」だ、っていうのもなかなか切ない話だよ。

ただでさえ、9.11以降ここ数年、アメリカの捜査当局は、日本の関係諸機関に、「アルカイダにつながる星を挙げろ」と強引な圧力をかけている節がある。以前詳しく書いたことだけど、若い公安の兄さんが、「なんか情報とってこーい」と上司にハッパをかけられて(推測)、五里霧中で僕ごときのところにまでブリーフィングしに来たことがあったぐらいだから。

これも以前ちょっと連絡をとったことがある話だけど、この元京大の研究生のアフガニスタン人、バハァドルさんなんかも、この動きの犠牲者っていう線が濃厚。この人は、確かに8年間もビザが切れてたんだけど、その8年間ずっと入管と連絡をとり、逃亡の恐れがないことを示しながら、(日本が承認する「国家」がなくなったという特殊事情から)パスポートの発給さえも受けられないことを説明し、かつ京大の施設で研究を続けている(不運なことに正式な学籍は切れてたんだけど、国際学会誌などにも研究業績をしっかりあげていた)事実からの在留許可付与を求めていた。それが、2002年になって、京都市内のホームセンターであからさまな濡れ衣窃盗罪で逮捕、その後即座に容疑を切り替えて入管法違反で起訴ですよ。こんなのあからさまに、「アルカイダ挙げろったって情報もないし、FBI になんのお土産ないわけにもいかんから、とりあえず居所のわかってるビザなしアフガン人でも挙げて、取調べの真似事だけでもしときますか」ってな話じゃないの?

日本の景気が悪くなったからって、今まで労働力として黙認されていたのがいきなり掌を返されて摘発される、っていうのももちろん切ないけど、(在留国の社会の都合ですらなく)アメリカの捜査当局のご機嫌をうかがうために別件逮捕されて強制送還っていうのは、もっとやりきれないでしょうや。
バハァドルさんみたいなことが至るところで頻発しても、怖がり屋さんの市民のみなさまは、やんやの拍手喝采なんでしょうね。そんな「日本社会」を目の当たりにした「不法外国人」は、「これまでコツコツ働いてきた社会に裏切られた」思いを抱くだろうし--それは、ハンブルグでモハメッド・アタが突きつけられた閉塞感や疎外感と似ているかもしれない--、そんなところにデュモン容疑者が金と「来世」をちらつかせたら、アルカイダの「細胞」になることも確かにあるのかもしれんね。お、そう考えれば、やっぱり「不法外国人」を根こそぎ摘発しといてよかった、ということになるのか。まさに自己充足的予言。

こういうの、諺でなんて言うんだっけ? 禍福はあざなえる縄の如し? 違うなー、うーん。

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May 20, 2004

久しぶりのネタだけど、とりあえず

米軍空爆で40人超死亡、衛星TV「誤爆か」 イラク - asahi.com : 国際

まあ、報道どおりとしてという仮定だけど、「祝砲を対空砲火と間違えたパイロット」やその監督責任を問われるべき軍人たちの、「自己責任」はどうなるの? 人が40人死んでるわけですが、こういうケースで、「責任」が問われた事例は寡聞にして知らないが(軍隊内部の非公開の処罰は多少あるかもしれんが)。当事者パイロットの特定さえもなく、「すんません」の一言もない、と。

そんなアメリカ軍に対して「噴きあがるイラク人」を、「まあまあ、ここで抵抗しても復興から遠ざかるだけだよ」と真顔で諭せる人が居るとしたら、よほどの聖人君主か、よほどの世渡り上手か、単にイラク人を人間と見なせていないかのどれかだろう。

それに対してアメリカ軍は、あえてナイーブな言い方をすれば、4000余人の同国人が殺されたことに対する「報復」や「再発の予防措置」として、数倍するアフガン人を、意図的・非意図的合わせて殺した歴史があるわけだ。

こういうのを圧倒的な非対称と呼ぶわけ。
でも、こんなことを続けていてもいいはずはないので、これを認識した上で、だらしのない妥協点を探りましょうよ、と。

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May 15, 2004

ヴェルディさすがに可哀想・・・

先週末は、多磨を経由して上洛し、先斗町で関西の旧友と軽く飲んだ翌朝、久しぶりに緊張感のある報告をこなし、それから束の間の京の休日を楽しんだあとに、友人の結婚式経由で帰宅するというなかなか盛りだくさんのスケジュールでした。
その反動か今週は、お尻に根が生え、まったりモード。

金曜日には外語大に非常勤に行くのだけど、西武多摩川線多磨駅と京王線飛田給駅のあいだという立地は、味の素スタジアムに近いということでもある。
というわけで、駅から外語大の間の電柱には、地元2チームのフラッグがはためいている・・・はずなのだが、90%以上はFC東京で、ヴェルディの旗は申し訳程度に交差点にちらほら。

考えてみれば、当たり前の話といえば当たり前の話で。
FC東京と言えば、Jリーグバブルの時代とは無縁の後発組だが、東京ガス時代から(いまだにサポーターが、「ガスサポ」と呼ばれることが多い)地味に地元の心を掴んだのみならず、今ではサッカー通を自称する首都圏の若い男子の間では、絶大な人気を誇るチーム。(Jリーグきちんと見てますよ、という中でも、FC東京好き、というのが一番渋くてアリという空気があるよな気がする。たとえば、はてなのこのページにおけるFC東京サイトの不自然な多さとか) 今をときめく石川、茂庭、今野を擁し、ファン層拡大にも余念がない。結果も次第についてきてる。

で、ヴェルディ。
もともとは「ヴェルディ川崎」だったのが、「あの」渡辺オーナー(でも何でもないんだが、本来Jでは)の「日本を代表するチームなんだから、首都東京にホームがあるのが当たり前だ」というなんとも傲慢極まりない理屈で、強引に東京に割り込んだその経緯に問題があることは言うまでもない。
折りしもその頃はJリーグバブルがもうとうに終わっている時期。ヴェルディのチーム関係者には、馴染んだ等々力をなんとか改修してやっていこうという方向性も見えた覚えがあるが、当の川崎市や市民自身が、あまりに身勝手な要求を言いまくる読売幹部に嫌気がさして、もう一つのホームチーム、フロンターレに肩入れをしていき、ヴェルディは出ざるを得なくなっていく。そして出て行った先の東京スタジアムで(ナベツネなんかはナメきってたと思われる)FC東京の人気ぶりに驚き、凋落する一途の己が人気に慌てふためく・・・

とまあ、大体こんな感じなのでしょう。

端的に言えば、野球の世界では通用したナベツネの殿様商売戦略が、サッカーの世界では全く通用しなかった、と。(だってこいつ、全盛期のカズには、「君はサッカー界の長嶋なんだから、何があってもヴェルディから出て行ってはいかん、なんて真顔で言ってたんだぜ)ヴェルディのチーム関係者は、昨シーズンのヴェルディ好調時に、渋谷や新宿で体を張った痛々しい動員イベントを打ったりしていて同情する気分がないではないし、ヴェルディというチーム自体も、山卓・ヤシケン・三浦アツ・エムボマと結構好きな選手がいて、あの「伊達男サッカー」も嫌いではないのだが、今はヴェルディなど端っからなかったことにしているトップの戦略の破綻ぶりはきっちりと追求していかないだろう。

でも、ホント、ファンの体質が野球とサッカーってまるで違うのね。
あれだけむちゃくちゃな人事と選手補強と地元無視(突然「東京読売ジャイアンツ」の東京を突然抜くとか)をしておきながら、せいぜい何パーセントか視聴率が落ちるぐらいで、ドームはまだまだ満員御礼だもんね。ヴェルディとは大違い。

巨人ファンの僕は、「野球全体に関心を示さない」という超後ろ向きな解決法で自分の中ではケリをつけているんだけど、本来はそれでも足りなくて、コアな巨人ファンは、もっとサッカーサポーターの行動力や組織力を見習うべきなのかもしれん。

Jリーグでは、経営サイド・運営サイドの理不尽には、かなり組織的な反発が起きる。今、日本で最も盛んな「新しい市民運動」はこのサポーター運動なのかもしれん、というぐらいに。
低迷チームのオフのごたごたに対してサポーターが団交するのは、もはや冬の風物詩だし、柏や市原でのホームタウン移転に関しても、広範な運動が起きている。鳴り物入りでやってきた楽天の三木谷が、ヴィッセルのチームカラーを社色のクリムゾンに変更しようとしている件では、いまギリギリの折衝が行われている。(そういや、三木谷が、鹿島やレッズなどの名門とかぶるリスクを犯してまで変えようとしているクリムゾンって、もともとは三木谷が留学してたハーバードのスクールカラーに端を発してるんだってね。なんともはや、アイビーリーグ趣味丸出しの我儘ぶりで。「心機一転のためにチームカラーを変更」という表向きの建前も既にトホホだが)

そろそろ野球の方も、「球界の独裁者」も「ファンの力」で何とかした方がいいよ。このままにしておくと碌なことがない。
とは言っても、Jで一般サポが運動できて野球ではできないのは、巨人なんて経営規模が大きすぎるからなんのかなー。
確かにヨーロッパを見ても、地元密着チームならこういうサポの運動ってありそうなイメージだけど、レアルなんてあれだけめちゃくちゃアンバランスな補強をして無冠に終わっても、もうマドリーの地元っ子がどうこういってもしょうがないレベルなんだろうしな。

サッカーサポーター型の運動が不可能なら、なんとか消費者運動のようなことできないだろうか。


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May 07, 2004

あんま間をおいてもなんですから・・・

GWつっても、全然余裕のない日々を過ごし、今日も反動でぼっとしてたら、明朝までの大きな仕事を二つも抱えたままはや2時半。どうすんだ、自分。

自己責任論の完結編を書く余裕はなし。新たな論点も日々浮上するしね。
今井君の会見@23なんかも見てはみたが。まあ、何とスラスラとしゃべる人かと。
普通あれだけの負荷がかかってたら、もう少し言葉を選んでしゃべるよね。その中であの立て板に水は、「大物」なのか不感症なのか。結構いいこともチラホラ言ってるにもかかわらず、言葉があまりに軽い感じがして、僕なんかはすべて台無しと思ったけど、カミサンなんかは結構好印象を抱いたそうだから、みなさんも色々なんだろうね。

明日の講義では、「ジェンダーと外国人」というテーマでしゃべらねばならず、フィリピンパブや韓国エステに見られるアジア女性への性的ファンタジーの話をしようかと。
で、なんか入手が容易でイメージの湧きやすい映像でもあるといいなーと思ってたら、ふと思い出した。
そうだ、「愛という名のもとに」で、チョロ(中野英雄)がルビー・モレノに入れあげて破滅するんだったっけ。

思い出してみると、ルビー演じるJJとチョロの出会いにおける「無垢」イメージの演出とか、唐沢扮する健吾とチョロの「論争」とか、すべてを裏切ってチョロを追い詰める「したたか」さの描写とか、授業的にオイシイいろんな場面があったことを思い出す。で、ビデオ借りてみてみたら、わりとすぐにそのシーンが見つかり、明日の授業はちと楽できるかな、と。

それにしてもまあ、よくこんなフィリピン人がらみなんていう、物語の本筋と必ずしも関係ないことをよく覚えてたなぁ、と自分に関心。その割りに、エンディングで貴子(鈴木保奈美)って誰とくっつくんだっけ?とか、ドラマ的に肝心なことは全然覚えてないのに・・・
「愛という名のもとに」って、確か92年で、その後再放送で見た記憶とかもあまりないから、大学一年の頃から、フィリピンパブみたいな話に自分は興味を持っていたんだな、と再確認。色んな意味で(笑)

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